「皇族は国の要人であり、護衛が目を離した隙に連れ去られるようなことがあったら大変なことになります。とくに眞子さまと佳子さまにはストーカーに近い追っかけファンも多く、大学構内に侵入することもありましたので、警護も入念になります」(前出・皇室担当記者)
護衛は皇族の外出先をすべて把握し、24時間体制で警護にあたっている。先述の三笠宮瑶子さまは過去に雑誌のインタビューで、「ひとりで行動させてもらえない」ことが悩みとして、次のように打ち明けている。
《私だけが行動するわけではなく、護衛官も一緒に行動しますから。たとえばプライベートでどこかに行きたいと思っても、都内から出ることになれば、護衛官は、その県の護衛担当に「瑶子様がいらっしゃいます」という連絡をしなければなりません》
眞子さまと小室さんは横浜市内でデートを繰り返したと報じられたが、その場合もつきっきりの警護から逃れられない。
「デートには毎回必ず護衛が同行して、“つかず離れず”でおふたりを警護していたはずです。水族館に行こうと映画を見に行こうと、常に近くにいる。食事の際は他の客と接触しなくてすむよう、あらかじめ眞子さまに打診して個室のあるお店を選んでもらい、護衛は隣室や店内で待機する形を取っていたのでしょう」(皇室ジャーナリスト)
加えて皇族の交際相手には徹底した“身体検査”が行われる。
「相手の氏名、住所、年齢、職業はもちろんのこと、犯罪歴や親戚まで調べます。留学先で出会った相手の場合は国の大使館や国際刑事警察機構(ICPO)を通じて調べるケースもあります。宗教関係の団体とのかかわりなども調査の対象です」(神田氏)
とりわけ相手の職業として宮内庁が注意するのが、以下の2つだという。
「政治関係者やマスコミ業界の人間は完全NGだといわれています。皇室を政治利用される恐れがあるし、情報が筒抜けになるマスコミはもってのほかです。宮内庁は交際相手として、黒田清子さんと結婚した都職員の黒田慶樹さんのように、公務員や学者を好む傾向があります」(前出・皇室ジャーナリスト)