「まあ、なんでもいいんですよ、私は(笑い)。やってくださいと頼まれるとね……」
常に自然体で、この大らかな性格が、世の男を惹き付けてきたのだろう。再び、ヌードのオファーが来たらどうするか。
「また裸になりたいとは思わないけど……。話があったら、(自分の胸を触って)寄せて上げなきゃね(笑い)。80歳になったら、いいかもしれないですね」
【プロフィール】さつき・みどり/1939年生まれ、東京都出身。1956年、『ものまねのどじまん』(ニッポン放送)で優勝し、審査員の宮城秀雄(宮城まり子の弟)に才能を認められる。1958年に『お座敷ロック』でデビューし、1961年に発表した『おひまなら来てね』が大ヒット。その後も『来てねシリーズ』『芸者シリーズ』をヒットさせる。1975年の東映ポルノ映画『五月みどりのかまきり夫人の告白』をはじめ、日活ロマンポルノにも主演し、熟女ブームの先駆けとなる。一方、独学で始めた油絵が1989年に「二科展」に初出品初入賞し、書道や着物デザインでも才能を見せる。現在は、放送中のドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)にレギュラー出演する他、『夢コンサート』などに出演。今秋には新曲も発売予定。
取材・文■岡野誠 撮影■池谷朗
※週刊ポスト2017年7月7日号