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2017.07.08 16:00  週刊ポスト

作家・原田マハ氏が解説、生きている内に見るべき名画の数々

「私が書く本はアートへのよき入口であり、よき出口であってほしいと思っています。私の作品が入口となり、アートに興味を持ってもらったらそれでおしまい、ではなく、私の作品から出ていってほしい。リアルな美術館へ出かけて行って、リアルな絵に会いに行ってほしいんです。

 インターネットや本などで見る絵と、実際に見る絵とでは感動もまったく違います。特に一見するとわかりにくい現代アートは、空間の中で見ていただくのが本当の見方だと思います。今回紹介した現代アートのポロックの作品は、“えっ!?”と驚くくらい大きいですよ」

 日本国内にも、生きているうちに見るべき名画はたくさんある。そのひとつに、東京国立近代美術館収蔵の東山魁夷作『道』を挙げる。

「仕送りもなく家賃を稼ぐためにアルバイトに明け暮れていた学生時代。将来に不安を感じていた頃に、東山魁夷の著書から『道』という作品を知りました。それから30年以上にわたり、いつか会いたいと思っていた『道』。ようやく対面できたのは、作家になって3年目のことでした。私の歩いてきた道は決して平坦ではなかった。でも、歩みをやめない限り、この世界は美しい。人生は素晴らしいという思いが去来しました」

 現在は空前のアートブームであり、海外から名画が来日する特別展には数時間待ちの行列ができるほどだ。

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