その答えには本当に驚いた。「全部、ビキニです。こうして(と、胸からお腹にかけ、両手で触りながら)、ここが繋がっているものを着ていると怒られるんです」と、ワンピースだったり、上下がレースや紐などで繋がっているタイプの水着は撮影現場でNGとされるという“グラビア専門アナ”ならではの事情を話してくれた。

 伊東のルックスが、セント・フォースらしくないのは、そのメリハリボディや脚線美だけではない。同社の女子アナは、ほぼ100%の確率で前髪を下しているのだが、伊東の前髪は長いままで、額を隠していない。これなら髪をかきあげてセクシーなポーズをとることもできる。

 昨夏、『週刊プレイボーイ』でグラビアデビューし、今夏は『週刊ヤングジャンプ』で肢体を披露する伊東紗治子。

 唯一、疑問が残るのは、「なんでセント・フォースに入ったの?」ということではないだろうか。私が、「学生のときに、テレビ局の女子アナの試験は受けなかったの?」と質問すると、伊東は照れくさそうに笑みを浮かべ、「もちろん、受けたんですけど」と言い、あとは察してください…という顔をした。

 ちょうど休憩時間が終わってしまい、何局、受けたのか。最終まで進んだのか。ローカル局には受かったのだけれど、それを蹴ってセント・フォースに入ったのか…などは聞けなかった。

 どこから見ても華があり、しかも明るくて、程よい清潔感もあるし、女性視聴者からも好かれる美人なので、なぜキー局や準キー局が手を挙げなかったのか、本当にもったいない。

 果たして、昨今、川田裕美や岡副麻希、柴田阿弥のように、キャラ立ちの女子アナばかりにお声がかかっているように見えるセント・フォースに、新たに“グラビア担当”という珍しいタイプの女子アナが誕生したというワケ。

 今秋や来春の改編期、テレビでの大きな仕事が決まりそうな予感がするし、それに伴い、いずれ、グラビアの仕事はやらなくなるだろう(脊山麻理子アナのような人も居るけれど…)から、出版社は、いまの内にグラビアのオファーをしておくべきだろう。

 モグラ女子ならぬ、“アグラ女子”伊東紗治子、注目の逸材だ。

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