「かわいい顔をしていましたが、体は大きくて大人っぽかったですね。ディフェンダーだったんですけど、プロを目指せる体格と才能を持っていました。
いつもニコニコしていて、チームメートからも好かれていましたよ。当時から人を惹きつける魅力を持っていたと思う。だから、竹内には“サッカー選手になれなかったら芸能人になれ”と言ったんです。そしたら“ぼくは絶対にサッカー選手”になりますって笑っていました」
高校入学と同時にサッカーのエリートが集まるヴェルディのユースチームに昇格。だが、そこで挫折を味わう。竹内は当時の心境を過去のインタビューでこう語っている。
《中学生まではサッカーが上手くてヒーローだった。でももっとレベルの高い人たちがいるチームに入って、そこで怯んじゃったんです。“あ、敵わないのかな”って。ネガティブになってしまった》
サッカーへの未練を断ち切るため、恩師の言葉通り、芸能界の扉を叩く。2013年4月、雑誌の専属モデルオーディションに応募し、グランプリを獲得して芸能界デビュー。翌年10月、デビュー以来、目標と掲げていた『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で主演の座を射止めた。
竹内の活躍は弟妹にとっても自慢だったようだ。
「弟さんは“涼くんがオーディション受かった”とか“涼くんが仮面ライダーになるんだよ”と嬉しそうに報告していましたね(笑い)」(近所の飲食店店主)
以降は『下町ロケット』(TBS系)や映画『帝一の國』など、次々と話題作に出演。挫折を乗り越えるために芸能界でがむしゃらに走り続けた結果が、“朝ドラヒロインのお相手役”という大役となった。
※女性セブン2017年8月17日号