確かauでは、七夕伝説の恋のお相手彦星くんのことも「会うの年一回とか無理無理!」とすっかり元カレ扱いしていたような…。織姫と亜湖姫。とても同じ女優が演じているとは思えない。
面白いのは、『アシガール』の現代のシーンでは、唯の通っている高校に亜湖姫の子孫(?)とおぼしき女子高生アコ(もちろん川栄の二役)が出てくること。こちらはしずしずどころか、出てくるたびに周囲がポンポンをヒラヒラさせる中をモデルウォーキングするという学園のお姫様。どう考えても、しずしずよりこっちのほうがしっくりくる。
前回の物語では山の中で倒れた唯を亜湖姫が助けた。山道を走ってきたという唯の話を聞いて「頼もしいのう」と感心する亜湖姫。このままおしとやかな姫でいるのかとも思われるが、今後、忠清を巡って、唯VS亜湖のバトルが繰り広げられる可能性は高い。
どうやら忠清は唯のことを女の子として意識し始めた様子だし。亜湖姫、ピンチ! ひょっとして、亜湖姫も織姫並みにパワー炸裂し、ツンデレ大変貌する瞬間がくるのかも。そのための川栄起用だったのか?
なお、au三太郎シリーズでビシッと学生を締めたりしていた乙姫の菜々緒も『おんな城主 直虎』の瀬名(築山殿)役では、現在、徳川家の跡取り息子の母となり、とってもおとなしい。吊り上がっていた眉毛も心なしか下がっているようで、般若の面を掲げて怖い顔をしていたのがウソのようだ。しかし、これから瀬名には大変な悲劇が降りかかる。その場面こそが、瀬名の見せ場であり、比較的地味な展開が続く『直虎』のクライマックスのひとつになるはず。菜々緒もまた、大変貌する瞬間がくるだろう。
CMとドラマでまったくキャラが違う姫を演じる川栄李奈と菜々緒。今は嵐の前の静けさ。今後の大暴れに期待したい。