「控室は同じ階でしたが、間にいくつか部屋をはさんでいました。スタッフの気遣いでしょうね。本番まで2人は交流はなかったそうです。しかも、保奈美さんは顔も合わせないようにしたのか先にセットに入り練習していました。本番前の休憩中も2人は言葉を交わさず、スタッフもじっとり汗をかいてしまうほど。そのかいあってか本番は一発OK。スタッフはホッとした表情を浮かべていたとか」(前出・NHK関係者)
そこまでスタッフが緊張したのには理由がある。2人は1995年にドラマ『恋人よ』(フジテレビ系)で共演しているのだ。保奈美は『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)で、京香は朝ドラ『君の名は』で人気となり、トップ女優の共演は話題となった。
「『恋人よ』では保奈美さんが京香さんの夫(岸谷五朗)と惹かれ合い、ここでも対立する役どころでした。同年代で同じ“鈴木”として比較されてきただけにライバル心もあったんでしょう。見えない火花が散っていました。スタッフにはそのことが頭にあるので、今回の2人の様子に笑えなかったようです」(芸能関係者)
それから22年。冒頭の撮影が終わると、記念写真を撮るなど意外なほど和気あいあいとしていたという。
「『お久しぶり』と言って、懐かしがっていました。休憩中、口をきかなかったのは演技のためだったんでしょうか。人とつるまないタイプの2人ですし、もう大人同士ですから本当のところはわかりませんけどね」(ドラマ関係者)
ちなみに、今後の2人の共演は「今のところは決まっておりません」(前出・NHK関係者)とのこと。それってやっぱり…。
※女性セブン2017年11月16日号