芸能

上戸彩、長澤まさみ…「隠れ」という言葉が誕生した背景

今では母となった上戸彩

 9月発売の『an・an』で元TBSアナウンサー・田中みな実の“肘ブラヌード”が掲載され話題になった。何よりも驚かされたのは、意外なほどに豊満なバストだった。

 これまで彼女は巨乳だとファンの間で噂されていたが、その真偽のほどは定かではなく、噂の域を出なかった。それが白日の下にさらされたわけだが、「隠れ巨乳」は彼女だけに限ったことではない。

 そもそも「隠れ…」とは何なのだろうか。その定義をTV美女評論家の八木晶王氏は、「肌や胸を売りにしていない女性が実は巨乳の持ち主だったとわかったとき/予測されるときに用いられる言葉です」という。グラビアアイドルやセクシー女優のように自分の肌や体を見せる職業でない女性の身体の秘匿性や神秘性がカギだという。

 必然的に、過去に一度でも水着グラビアなどに挑戦した人は、体をすでに見せているので基本的には除外されるという。「隠れ」の存在が注目されるようになったのはいつからか。

「2000年代前半から『隠れ巨乳』という言葉が生まれました。巨乳という言葉がメディアで使われ始めたのは1980年代から1990年頃のことです。当時は雑誌グラビアの全盛期で、有名女優やアイドルもヌードや水着に挑戦しました。

 しかし、2000年代に入る頃には、水着グラビアに頼らずに演技力だけで人気を得る若手女優がもてはやされる時代になりました。上戸彩、宮崎あおい、長澤まさみといった女優志向で肌を『見せない』女性が多く出てきたと同時に『隠れ』という言葉が生まれたのです」(八木氏)

◆写真/ロケットパンチ

※週刊ポスト2017年11月10日号

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン