国内

女性議員の少なさについて「女性にこそ応分の問題あり」の意見

いま最も総理に近い女性!?(野田聖子総務相、写真:時事通信フォト) 

 日本が先の大戦で敗北してからわずか8か月後の1946年、戦後第一回目となる第22回総選挙において、女性の選挙・被選挙権が認められたことにより女性代議士が39名誕生した(衆議院議員比率8.4%)。その後、実に約60年後の2005年総選挙まで、この女性議員39名という記録は更新されることはなかった。

 この一事からみても、我が国の政界における女性の立ち位置というのが明瞭に分かる。況(いわん)や2005年以降も、女性議員比率はOECD最下位。むろんG7でも最下位。そればかりではなく、ただでさえ少ない女性議員はマスメディアに格好のネガティブ素材を提供するドル箱となった。

「ハゲ!」の暴言で自民党を離党した豊田真由子、日報問題で防衛相を辞任した稲田朋美、不倫疑惑と「ブーメラン」で民進党を離党した山尾志桜里、国籍問題と指導力欠如で短命党首に終わった蓮舫、そして「改革保守」とは名ばかり、踏み絵を強いる二足のわらじで「希望の党」が不発に終わった小池百合子…。

 数が少ないばかりではなく、与野党を問わずその質においても、日本の女性議員は体たらく・お粗末が漂う。なぜこうなったのか。

 少なくないフェミニストは、「日本の男性優位社会」を原因にあげる。嘘だ。安倍内閣は「女性が輝く」と謳っておきながら、輝くに値しない女性議員に下駄を履かせて公認・入閣させた。確かに、自民党の旧弊が「目の粗いザル」で本来ダイヤの原石たる女性を拾えず、男性にとって都合の良いイエスレディー候補ばかりを推挙してきたことは否定できない。

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト