とはいえ、出世魚のように番号を“若く”変えていく文化も根強く残っている。2015~2016年に2年連続トリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人は、2016年に若松勉、池山隆寛、青木宣親ら歴代の好打者が背負った「1」を継承(それまでは「23」)。同じくトリプルスリー経験者のソフトバンク・柳田悠岐も2015年に「44」から小久保裕紀らがつけた「9」に変更した。
ちなみに2000本安打の歴代達成者55人のうち、入団時の背番号が50以上だった選手は12人。しかし達成時まで背番号を変えずにいたのはイチローと松井だけだ。
※週刊ポスト2017年12月15日号