スポーツ

白鵬の「モンゴル一門」実現のために貴乃花が消される?

白鵬の夢は「モンゴル一門の立ち上げ」

 モンゴル人力士が集まった酒の席で元横綱・日馬富士(33才)が貴ノ岩(27才)を暴行した問題は、貴ノ岩の師匠である貴乃花親方(45才)とモンゴル人力士の頂点に立つ横綱白鵬(33才)との対立に発展してきた。

 部屋の垣根を超えて力士同士が仲よくすることは馴れ合いになり、八百長につながりかねないと考える貴乃花親方は、貴ノ岩が「モンゴル互助会」に参加することを禁じていた。「モンゴル互助会」とは、モンゴル出身力士による親睦会の名称で、15年ほど前に旭鷲山の呼びかけで結成されたとされる。「モンゴル力士会」と呼ばれることもある。

 番付に応じて会費を集め、病気になった力士の見舞金や冠婚葬祭の費用などに充てる生活互助会である一方、部屋の垣根を超えて酒を酌み交わすこともある。そんなこともあり、「モンゴル互助会」に参加しない貴ノ岩と参加を禁じる貴乃花親方に、白鵬や日馬富士が反感を買っていた可能性も少なくない。実際に白鵬は福岡市内で開かれた八角理事長による暴行問題に関する講話の席で「貴乃花巡業部長のもとで冬巡業には参加できない」と発言した。

◆白鵬のために夫人は自宅でも着物

 白鵬には、他のモンゴル人力士と違う点がある。それは日本人である紗代子夫人と結婚したことだ。

「他のモンゴル人力士がモンゴル人女性と結婚するなか、白鵬が選んだのは日本人女性でした。将来、親方になって自分の部屋を持ちたい白鵬にとって、おかみさんは日本のしきたりを熟知する女性の方が適していますからね」(白鵬に近い関係者)

 2000年に15才で来日した白鵬は18才の時、朝青龍が開いたパーティーで1才年上の紗代子夫人と知り合った。紗代子夫人は徳島で林業を営む資産家の令嬢で、3年の交際を経て、2007年に当時大関だった白鵬と結婚した際は学習院大学法学部に在籍する女子大生だった。

「過去のテレビ番組では、お互いに初恋の相手だったと明かしています。紗代子夫人は『着物姿がいちばん好き』という白鵬のため、自宅でもしばしば着物姿になり、夫の取り組みをテレビの前で正座して見るそうです。内助の功で夫を支える一方、教育に熱心なことでも知られ、3人の子供は有名私立小学校に通っています。昨年12月には第4子となる女の子も生まれました。現在は都内ベイエリアの高層マンションに一家で暮らし、子育てに専念して表舞台にはほとんど出てきません」(前出・関係者)

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン