「同じNHKの青山祐子アナ(45才)は40才になってから4人の子供を産んで、6年近く産休育休を取っています。そんな年齢の近い後輩の生活を見て考えるところもあったでしょうね。有働さんは30代後半の時、NHK初の特例でアナウンサー職のままニューヨーク特派員として4年間むこうに行っていました。帰国したのがちょうど40才のときで、同時にあさイチに抜擢。早朝の帯番組を担当することは、気軽に夜の会食にも顔を出せず出会いもない。40才から48才までそんな生活を8年続けるなか、結婚や妊娠と自分のキャリアとの狭間で考えることもあったと思います」(前出・NHK関係者)
最近になって、彼女は周囲に「結婚や出産は無理かなと思って、やっと気持ちが落ち着いてきた」と漏らしていたというが、その胸中をはかり知ることはできない。そして彼女は「朝の顔」を降りる選択をした。
「結婚や出産への気持ちの整理がどこまでついたかはわかりませんが、プライベートを充実させたいというのは心からの本音だと思います。この先50才を過ぎて女ひとりで生きていくことを真剣に考えたんじゃないでしょうか。
いくら人気アナとはいえ、50代目前の有働さんが帯番組のレギュラーをもつのはNHKでは珍しいことです。体力的にもキツい中で“現場仕事”を続けることは大きな負担になります。それに、自分がいつまでも現場にいることで、若いアナウンサーの活躍の場を奪ってしまっているという考えもあったようです。
同年代と同じように、管理職として局に貢献していくことが、跳ね返って自分のためにもなるというのが、決断の理由だったようです。有働さんは“ジムに通いたい”と話したりして、お金や時間を自分のために使いたいと考えているそうです」(別のNHK関係者)
冒頭の夜、店で男性と別れた有働アナは、ひんやりとした空気の中、徒歩で帰宅した。途中、大型書店に足を運び、あてどもなく売り場をふらついた。そんな時間こそが、彼女が求めていたものなのかもしれない。
※女性セブン2018年1月18・25日号