「“プライベートを充実させたい。年齢的にもそろそろ自分の時間が欲しい”という希望があったそうです。連日午前4時半に起床し、早朝に局入りする生活を8年も続けています。他に特番やナレーションの仕事を行い、2012~2015年には紅白歌合戦の総合司会も務めました。48才でこの激務を続けるのはかなりの負担。
今のあさイチは彼女とイノッチ(井ノ原快彦)の掛け合いの和やかさがウケて人気番組に成長しましたし、同時間帯の視聴率1位を独走する番組のMC降板はよほどのことですが、局側もここまで貢献してくれた本人の申し出を断ることは難しかったのだと思います」(スポーツ紙記者)
プロ野球選手や広告マン、会計士などとの恋路が報じられてきた有働アナ。2013年には静岡県内で空調設備会社を営む5才年下のA氏との遠距離恋愛もスクープされた。
「最近になってその男性とも破局したとも聞きました。熱愛が報じられるたび、いつも結婚説が囁かれてきましたが、そんな彼女も気づけば50才目前。それは、彼女がこれまで人生の岐路を迎えるたび、仕事を選んできたことの証でもあるんでしょう」(NHK関係者)
彼女は現在、チーフアナウンサーという肩書をもつ。500人いるNHKアナの中で15%ほどしかいない管理職で、局長級のエグゼクティブアナウンサーへの昇進も間近といわれている。
《結婚して子供も産んで、仕事もよくやっているよね、と言われるのがベストだと思っていました。でも、結婚して子供が生まれたら、私は器用じゃないし、きっと仕事の質は落ちてしまう。(中略)今は仕事かな、と思ってタイミングを逃してきました》
かつて、有働アナは雑誌のインタビューでそう吐露したことがあった。だが、彼女ははじめから人生のすべてを仕事にかけてきたわけではない。
「『あんたこのままのペースで仕事してたら卵巣ダメになって出産できませんよ』って言われて、それからものすごい、何かとんでもない間違いをした、産む可能性というか機能があるのに無駄にしちゃったんじゃないかと思って、気が変になるほどに泣いたりして病院に通ったんです」
2016年5月、あさイチの「女性リアル どう思う?“子供がいない生き方”」のコーナーで、そう切り出したこともあった。葛藤の中で人生の夢と涙を繰り返しながら、前に進んできた有働アナ。