「1994年に缶コーヒーのCMで“癒し系”と呼ばれた飯島直子に倣うように、ホリプロ初のグラドル・優香が元祖癒し系グラドルとして絶大な人気を誇りました。そして井川遥や乙葉などの“グラドルっぽくない”女性が後に続きました」
その変化を決定づけたのが、常識を覆す「巨乳ではない」グラドルの登場だった。
「可愛い系の先駈けで、キャラクターも異質だった小倉優子、横浜国立大学の現役女子大生だった眞鍋かをりの登場でグラビア界は群雄割拠の時代に入った。2000年以降は、様々な個性を売り出すグラドルの時代になった」
そして近年になって、新潮流が起きている。
「モデル兼グラドルの “モグラ”の登場や、元局アナの脊山麻理子らのグラビア挑戦です。性的関心の対象とも見られがちだったグラビアが、『女性の憧れ』に変化してきたのです」
※週刊ポスト2018年2月16・23日号