芸能

開き直った小泉今日子と開き直りきれない豊原功補の今後

どうも煮え切らない豊原の会見

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、小泉今日子の不倫公表を受けての豊原功補の会見に注目。

 * * *
「なぜ今、このタイミングで、わざわざ…?」と、多くの人が思っただろう小泉今日子さんの不倫告白。でも、たぶん、一番そう感じていたのは、交際相手の豊原功補さんではなかっただろうか。

 小泉さんは所属事務所からの独立とともに、豊原さんとの不倫を公表。それを受けて豊原さんもコメントを発表。二人の告白は賛否両論を巻き起こすこととなり、豊原さんは会見を行ったのだが、その会見は開き直ったように見えながらも、内心は戸惑いと苦悩でいっぱいのように見えたからだ。

 全身黒ずくめで、思い足取りで会見場に入ってきた豊原さん。頭を下げると、周りを見回しながら一瞬、頬を膨らませて椅子に座る。頬を膨らませたのは、ストレスを感じたからで、報道陣の多さと醸し出す雰囲気に押されたのか「すげぇな、これ」と、ボソッと言葉が漏れる。意を決して会見に臨むというより、どうすればいいのか戸惑っているといった感じだ。

 ところが、そんな印象とは異なり、彼は足を大きく開いて座った。これが開き直っているという印象を与えた一因なのだが、彼の発言と合わせて考えると、前のめりになるレポーターたちの圧力に負けじと、自分を誇示したようにも思える。

 また、「どんな石でも投げつけたい方は僕に投げてください」と会見の最後にコメントしたように、矢面に立つ覚悟で会見に臨み自分が悪者になろうという気持ちが、カッコをつけた強がったような態度を取らせたのかもしれない。

 だが会見中は、身体を左右に大きく揺らして心の迷いを滲ませたかと思うと、眉間にしわを寄せて目を細めたり、唇をきつく結んだり、考え込んだり…と苦悩や戸惑いの表情ばかり。身体も前後することが多く、開き直ったというより、不安とストレスが強いとしか思えない動きだ。避けたいと思う質問にも、無意識のうちに顎が上がって威圧的になり、身体を反らしていた。

 今回の公表を言いだしたのは「どちらでもない」としながらも、やはり身体が左右に揺れる。小泉さんが熟考を重ねた末に「行き着いたところがこういう形だった」と説明すると、おでこを掻いた。顔を触ることで、感じているストレスを無意識に和らげようとしたのだろう。

 ところが、「ある意味、潔いという感じだと思うが、言う必要があったのか?」と問われると、「そうですよね」と鼻の下を触り、肘をついて右手で口を覆うと前屈みになって、眉毛を上下させ表情を緩めた。口を覆った仕草から、本当は言う必要は感じておらず、公表したくなかったというのが本音かもしれない。

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン