ミスコンにおいても、熾烈な争いや足の引っ張り合いがあることは、新井の事務所の後輩で、グラビアもやる伊東紗治子(さやこ)が『躍る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で明かしてくれた。近畿大学でミスになった伊東に対し、「ミスコンなんて」と陰口を叩いていた女性が、わざわざ一年卒業を遅らせてまで翌年のミスコンに出場した…という怖〜いエピソード(苦笑)。
一方、新井恵理那は、『〜御殿!!』に初出演した際、自身のルックスについて、「上には上がいる」と言い、「美人」として括られることに本気で疑問をもっているようだった。
もっとも、共演していた女芸人らからはブーイングが起こったし、昨秋も「さんまさんのせいで好きな人ができない」「理想が高まった」「面白い人じゃないとダメ」と話し「ビジネストーク」とネットも騒がせた。
同番組のスタッフの一人としては、VS女芸人で鮮やかな活躍をみせていた伊藤綾子のような役割と展開を期待していていたのが、地方局の女子アナから全国ネットにのし上がってきた伊藤と、最初から在京局で活動していた新井とでは、キャラクターも野心も全く異なっていたのである。
しかし、彼女と仕事をしたことがないため、これまでのことを知らない人たちの中には、“女”を使ってのし上がってきた…と色眼鏡で見るフシがなきにしもあらずだ。実は意外にも男性業界人からも、そういう声が聴かれたものである。
そんな中、「いや、全然違う」と言うのは女性の業界人や、彼女と共演したことのある女性たち。
先日は、某女性アスリートからも、運動歴を理由にロケにやってきた新井が「どうかと思うぐらい空振りばっかりで、『ホントに、やってた?』ってカンジだったんですが、真剣さがすごく伝わってきて好感がもてた」と聞いた。同じ場所で、その話を聞いていた複数の女性業界人も「チャラチャラしたり、かわいこぶったりするようなところは一切ない」「常に立場をわきまえている」「体育会系」と彼女の仕事ぶりや人柄を評価していた。
今年、さらに出演番組本数を増やしそうな新井恵理那人気を支えているのは、実は業界の女性たちなのかも。30代に突入する彼女が、新たにどんな仕事にチャレンジしていくのか、楽しみに見守りたい。