娘の恵さんはトップスターになる素質充分


「学校の廊下では私語は厳禁。壁に沿って一列で歩き、角は壁伝いに直角に曲がります。歌劇団員は阪急電鉄の社員のため、電車に乗るときは必ずいちばん後ろの車両で、車内での着席は厳禁。下車駅では、電車におじぎをして見送ります」(前出・別の宝塚関係者)

 在学中の2年間は、グレーの制服・制帽、白の三つ折りソックスに黒靴が絶対。プライベートでも洋服は紺や黒、グレーなど地味な色のものしか着ることを許されず、アクセサリーやブランドものは厳禁だ。

「強い覚悟をもって入学した恵さんでしたが、厳しいレッスンとルールに戸惑うことも多いみたいですね。でも、親譲りの度胸もあるのでしょう、立ち姿には“華”がある。まだまだ勉強が必要なことばかりですが、“華”は訓練で身につくものではない。生まれ持った素質は充分だと思いますよ。来春には、恵さんは音楽学校を卒業しタカラジェンヌとしてデビューします。歌劇団は、まさに実力だけの世界。先輩も後輩もありません」(前出・宝塚関係者)

 最初に出演するのは、入団1~7年目までの若手が出演する「新人公演」。そこで頭角をあらわせば、本公演への出演、さらにトップスターやトップ娘役への道が開かれる。中には“飛び級”でスターへの階段を駆け上がる先輩たちもいた。

「トップには、容姿、歌、ダンス、演技力、そしてスター性が要求されます。どれか1つが欠けてもトップにはなれません。天海祐希さん(50才)は、入団1年目で新人公演の主役を演じ、異例の7年目でトップスターになりました。大地真央さん(62才)は9年目でトップスター。大地さんの相手のトップ娘役に、黒木瞳さん(57才)が入団1年目で大抜擢されたこともあります」(前出・別の宝塚関係者)

 恵さんは、文句のつけようのない“サラブレッド”だ。高祖父の小林一三は阪急東宝グループの創始者で宝塚歌劇団の創設者。祖父は映画会社・東宝(「東京宝塚」の略)の名誉会長で、祖母は宝塚第44期の千波静。さらに千波の姉・淳と妹・薫も元タカラジェンヌで、薫の息子の妻は元花組トップスターの蘭寿とむだ。

「恵さんはトップスターになる大きな可能性を秘めていると思いますが、そのためには他のトップ候補たちとの競争を勝ち抜かなければなりません。そこで囁かれているのが、蘭世さんとの激突なんです」(前出・宝塚関係者)

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン