「『Rの法則』は未成年を含む若い男女が親密になる“出会い系番組”ともいわれていました。ほとんどの子が芸能事務所に所属していて、被害者の彼女たちもそのうちの1人だそうです。タレントの卵ということもあり、連絡先を交換させないため男女の楽屋を分けていましたが、山口さんは間隙を縫ってお気に入りの若い女性に声をかけていたようです」(別のテレビ局関係者)

『Rの法則』にタレントを出演させていた芸能事務所関係者も、「山口さんのことは危惧していた」と指摘する。

「お酒のトラブルは有名だったので“共演者から連絡先を聞かれたら必ず報告しろ”と口酸っぱく指導し、現場にはマネジャーをつけて様子を見させていました。酒臭い山口さんにNHKのスタッフが“未成年もいるのでお願いします”とさりげなく注意したこともあったと聞きます」

 精神的な不安定さが極限に達し、孤立を深めた山口が酒と女に捌け口を求めるようになった時、事件は起きた。あの部屋で本当は何が起きていたのか。現場には、被害を受けた女子高生と、もう1人別の女子高生がいた。

「表に出ているのは、“強引にキスをした”ということだけですが、腕や腰などを触り、服を脱がそうとしたそうです。被害者の調書には“押し倒された”“やらないなら帰れと言われた”という供述があるそうです」(全国紙社会部記者)

 もちろん、どのような事情があろうと山口の行為は許されない。これから先、TOKIOと山口はどうなるのか。

「CMの降板や億単位といわれる違約金はありますが、TOKIOの解散はありません。“残ったメンバーと仕事をしたい”と思っているスタッフは多く、レギュラー番組が減ることもない。この先は新生TOKIOとして活動することになるでしょう」(芸能関係者)

 一方の山口は入院生活を続けることになるという。

「躁鬱病患者に起こる最悪の事態は自殺です。当面は入院して自殺の危険を監視しながらお酒を断ち、規則正しい生活をして、心身両面の回復を待つことが大切です。その上で薬物療法や認知行動療法などを行い、躁鬱病を治療する必要があります」(片田さん)

 TOKIOを脱退して終わりではない。この先、長い闘いが山口を待っている。

※女性セブン2018年5月24日号

関連記事

トピックス

女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
俳優やMCなど幅広い活躍をみせる松下奈緒
《相葉雅紀がトイレに入っていたら“ゴンゴンゴン”…》松下奈緒、共演者たちが明かした意外な素顔 MC、俳優として幅広い活躍ぶり、174cmの高身長も“強み”に
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン