「将来的にFAでの巨人入りも視野に入れていたと言っていました。理由を聞くと、“弱い巨人をボクの力で立て直したかった”と。“強いヤツを倒す”というのが彼のポリシー」

 侍ジャパンはWBCでも2大会連続ベスト4で、今は“チャレンジャー”の立場だ。

「代表を率いるのもいいんじゃないですか。ただし、監督でなくてプレイングマネージャー(選手兼任監督)でね。50歳まで現役を続けるんですから」(同前)

 イチローの影響力は計り知れない。2008年、翌年に控えた第2回WBCの監督選考において体制検討会議で主流を占めた「現役監督は難しい」という意見に対し、イチローは「現役監督から選ぶのが難しいというなら、本気で最強チームをつくろうとしているとは思えない」と待ったをかけた。

 この意見に松坂大輔やダルビッシュ有ら主力選手も賛同を示した結果、北京五輪を率いた星野仙一監督は就任を固辞し、現役監督として巨人を率いていた原辰徳氏が就任した過去がある。

 そのWBCでイチローは、決勝の韓国戦で優勝を決める“伝説の一打”を放った。だからこそ、自国開催の五輪を戦うチームを率いるに相応しい──そんな声があがるのは、ある種の必然だろう。

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