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巨人も広島も西武も…「あの鬼門球場」で勝てない怪現象の謎

なぜ苦手球場が生まれるのか

 首位広島とは5ゲーム差。敵地に乗り込んで、3タテすれば首位奪取が見えてくる。先発マスクをかぶった時の「不敗神話」をもつ宇佐見真吾(25)を“扇の要”(=捕手)に据えて、万全の状態だ──そんな巨人ファンの期待は、脆くも打ち砕かれた。

 7月20日のカード初戦は山口俊(31)が先発したが2回7失点で降板。打線が奮起して延長にもち込んだが、守護神・マシソン(34)が伏兵の下水流昂(30)に逆転サヨナラ本塁打を浴びた。2戦目に先発マウンドにあがった絶対的エース・菅野智之(28)は5回までに今季ワーストの6失点と炎上し、温存していた2本柱で連敗。翌3戦目は序盤にマギー(35)、吉川尚輝(23)の一発攻勢で6点差をつけるも、徐々に詰め寄られ、7回に逆転される。丸佳浩(29)にこの日2本目の本塁打を打たれ敗戦投手となったのは、今季メジャーから10年ぶりに復帰した上原浩治(43)だった。

 この3連戦で、巨人投手陣は広島に25失点。広島の本拠地・マツダスタジアムで昨年8月からシーズンをまたいで12連敗となった。同一球場での連敗としては、球団史上ワースト記録だ。

 巨人はこのカードを迎える時点で2位につけていた。広島との直接対決の直前まで7連勝とチーム状態は悪くなかったはずだ。それなのに、マツダでばかり負けが込む。今季、東京ドームでの対戦では3勝3敗の五分なので、巨人にとって「鬼門」である。スポーツ紙デスクはこう言う。

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