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2018.08.06 07:00  週刊ポスト

平成の代替わりを仕切った石原信雄氏が語る「平成後」の変化

「平成とは、『内平かに外成る』という意味ですが、本当に平和、民主政治が定着した時代だったと思う。元号が平成に決まったとき、当時の小渕恵三・官房長官が記者会見で『平成』という字を額縁に入れて掲げた。あれが国民に『激動の昭和は終わった、日本は変わったのだ』と実感させるためのスローガンとして機能したのではなかったか」

 来年の天皇の代替わりは、過去3代とは違う。崩御ではなく、今上天皇の意思表明によって、約200年ぶりに皇室典範に定めのない譲位(生前退位)という形式で行なわれる。

「昭和から平成に時代がかわるとき、昭和天皇はそれ以前からずっと重篤な状態でした。崩御されたら、われわれ行政は次の瞬間から元号やら何やら具体的な準備をすぐ進めなければならない。でも、天皇陛下が崩御されることを前提に行政が動いているなんていうことを公にはできなかった。

 今回の代替わりは一応法律をつくって行なわれることではありますが、発端は今上陛下の率直なお気持ちの表明からであったことは誰もが知っています。ですから、政府には今後の手続きも本当にオープンに進めてほしいと思います」

〈天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます〉

 2年前にそう述べられた天皇のお言葉から始まった譲位の動きは、それがオープンに進められてきたが故に、国民は近づく平成という時代の終わりを日々感じながら、新しい時代に向けた不安と希望に心を波立たせているのだ。

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