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原田知世 朝ドラの霧を晴らす恐るべき「ロンダリング力」

2018.08.11 16:00

 実験的な作風ゆえか、評価が二分されつつある今回の朝ドラ。一方で、キャストの力を再確認できる局面もあ

 実験的な作風ゆえか、評価が二分されつつある今回の朝ドラ。一方で、キャストの力を再確認できる局面もある。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。

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「最近はやたら話が飛んでしまってついていけない」「前半は一生懸命見ていたんだけれど、この頃は主人公が嫌いになってしまった」

 NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に対する視聴者の声。とまどいやいらだちが数多く耳に入ってきます。

 主人公の鈴愛が漫画家修業を諦め、100円ショップの店員となりスピード結婚をしたあたりから、ドラマの評判は混迷気味に。映画監督志望の涼ちゃんと出会ってすぐ結婚、出産。しかし映画への夢をめぐって二人は衝突し離婚。そして鈴愛は娘と共に田舎・岐阜へ戻るという駆け足展開に、多くの視聴者はおいてけぼりをくらっているもようです。

 それを象徴するような出来事がありました。

 朝ドラに続いて放送される番組『あさイチ』で、MC担当の博多華丸が“朝ドラ受け”。あまりに早いドラマ展開に「早い!何かと早い!カレンダーめくるの早い!」「ちょうだい、紆余曲折!」とコメント。すると「よくぞ言ってくれた」「私の気持ちも同じです」と、視聴者の間で同調意見が一気に広がりました。

 しかし、朝ドラの脚本家・北川悦吏子氏も黙っていない。「華丸さん、直接、お話したいです!!」などとTwitterで即反応し、度々ドラマの内容や展開を自ら解説。解説のみならず、「*回目の放送は神回」などの予告までしています。

 というように従来の朝ドラでは見られなかった「珍現象」が生まれていますが、私個人としては、北川氏の反論ツイートの中でも「スライスオブライフ」のフレーズは特に楽しませていただきました。

「あのですね。『半分、青い。』は急展開、ではなく、スライスオブライフなのですよ。普通、映画や舞台など、二時間程度の枠でよくやられるこの用法。これを、156回かけてやってみようとしたわけです、私」(8月5日)と、北川さんは作者としての思いを吐露。

 英語の「スライスオブライフ」というのは「人生の一コマ」「人生の断片」を意味するらしい。でも、だからといってこの「解説」で視聴者は納得する? 瞬間を描き出し、その瞬間瞬間をつないでいる、ということを言いたいのだろうけれど、ドラマとして視聴者が受け止めきれないとすれば……。それとも、脚本家のTwitter「解説」は炎上の燃料としてあえて投下されているの?……と朝ドラの評判が混迷を深めているさなか。しかし、今週はある「力」を見せつけられた、と言っていいでしょう。

 それは、「原田知世のロンダリング力」です。

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