芸能

カズレーザーの心に響く「さだまさし作品に溢れる人間愛」

さだまさし作品をカズレーザーが多角的に分析した

 金髪に真っ赤な衣装がトレードマークのお笑い芸人カズレーザー(メイプル超合金)は、読書家で高学歴のインテリとしても有名だ。その歯に衣着せぬトークは10~20代の若者の支持を集めるが、このテレビにひっぱりだこの人気若手芸人が、さだまさしの影響を色濃く受けているという。さだまさしの秘密に迫る短期集中連載、今回はカズレーザーが歌や小説のフレーズを具体的に引用しながら、その凄さを多角的に分析する。

 * * *
「さだまさし」を好きになったのは、両親が運転する車の中がきっかけでした。小学生の頃、毎週土曜日に、自宅から離れたそろばん教室に通っていたんですが、その車内でラジオが流れていたんです。

 自宅を出るのが午後3時頃で、車のラジオをつけると、さださんがしゃべってました。その時、『北の国から』も知っていたし、『関白宣言』も聴いたことがあったけど、ラジオの中でしゃべっている人と、『北の国から』を歌っている人が繋がらない。

 そもそも、番組ではリスナーのハガキを読んでるばかりで、さださんの曲がほとんどかからない(笑)。しばらくの間、土曜3時に文化放送でしゃべっているおじさんは、「ラジオパーソナリティ」だと思っていました。それもしゃべりが流麗な。

 ところがこのラジオがとてつもなく面白い。気づくと、毎週、さださんのラジオを車内でがっつり聴く、というのが生活のサイクルになっていて、すっかり習慣化されていました。最終回も車の中で聴いたと思うんですよねぇ。

 テレビ番組でカラオケは、「さださんとワム!しか歌わない」と言いましたが、あれはちょっと盛ってます(笑)。皆で行く時は、ジュリー(沢田研二)とか、大勢で盛り上がる曲をチョイスして歌います。でもひとりでカラオケに行く時は、ヘビロテでさださん。さださんを歌い続けて、最後は 『主人公』で締める、というお約束。

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト