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2018.10.18 07:00  週刊ポスト

豊洲とヤクザ 流通アワビの45%が密漁品という魚市場の暗部

 オリンピックでは持続可能で環境に配慮した食材を提供しなくてはならないという理念の下、ロンドンやリオではMSC/ASC認証が採用された。通称、海のエコラベルと呼ばれるこの国際基準では密漁などの違法漁業で獲られた魚は厳しく取り締まられ、これを当てはめると、日本が提供できるのは北海道のホタテなど数品目しかない。そのため東京五輪ではMEL/AELという独自基準を採用した。

 国際基準は到底クリアできないので、水産庁の外郭団体に審査を担当させ、大幅に基準を低くしたのだ。これなら密漁品を世界のアスリートに味わってもらえる。こうして密漁品が堂々と大手を振って市場に流通する仕組みが生き残った。世界的に魚需要が高まるなか、日本の汚点はどう映るのか。

●すずき・ともひこ/1966年北海道札幌生まれ。『実話時代』の編集を経てフリーライターへ。『潜入ルポ ヤクザの修羅場』(文春新書)など著書多数。足かけ5年にわたって取材を重ねた新刊『サカナとヤクザ』(小学館)も話題に。

※週刊ポスト2018年10月26日号

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