◆結婚前にどれだけ財産を渡せるか

 禁じ手ともいえる秘策ではあるが、一時金なしで眞子さまが結婚されたとして、その後は元皇族としての品位ある生活が送れるかどうかが心配だ。

「一時金は辞退しても、秋篠宮家のプライベートな財布から、眞子さまに経済援助をすることは可能です。一般家庭の親が『新婚住居を建てるための頭金は出してあげよう』と考えるのと同じです。ただ、結婚して皇籍離脱した後の相手には、ルール上、皇族は自由にお金を渡すことができません。出産の祝い金でも厳しい制限がかかります。だから、結婚前にどれだけ財産を眞子さまの財布に移しておけるかが重要です」(ベテラン皇室記者)

 そこで重要な意味を持つのが、冒頭で触れた「立皇嗣の礼のスケジュール」である。

 現在、秋篠宮家には年間で6710万円の皇族費が支給されている。内訳は、秋篠宮さまに3050万円、紀子さまに1525万円、眞子さまと佳子さまにそれぞれ915万円、悠仁さまに305万円。

 しかし、皇太子待遇である皇嗣になると、その額が増額されるといわれる。

「皇族方は基本的に質素な生活を送られます。住まい(宮邸)は国からの“賃貸”ですが、家賃は発生しません。現状でも、秋篠宮家にもそれなりの貯金額があるはずです。さらに皇嗣家になると、1年でざっと1億5000万円以上がプライベートな収入になると考えられます。秋篠宮さまが皇嗣になれば、それだけ眞子さまへの経済的な援助の余裕も生まれます。そうなれば、公的な一時金だけに頼らなくてもよくなります」(前出・ベテラン皇室記者)

 10月23日、眞子さまは27才の誕生日を迎えられる。

「その日に合わせて小室さんが帰国するという話は根強く囁かれています。留学後、しばらく姿の見られなかった佳代さんも自宅に帰ってきたようです。小室家にとっては、眞子さまの変わらないお気持ちだけが、結婚への唯一の可能性。そのためには、どんなに厳しいスケジュールであっても、眞子さまの誕生日を直接会って祝うため、帰国するのではないでしょうか」(小室さんの知人)

 娘の幸せを願う秋篠宮さまが、暗に示されているであろうメッセージ──。それを小室さんはどのように受け止めているのだろうか。

※女性セブン2018年11月1日号

関連記事

トピックス

11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
左が金井正彰・外務省アジア大洋州局長、右が劉勁松・中国外務省アジア局長。劉氏はポケットに両手を入れたまま(AFP=時事)
《“両手ポケット”に日本が頭を下げる?》中国外務省局長の“優位強調”写真が拡散 プロパガンダの狙いと日本が“情報戦”でダメージを受けないために現場でやるべきだったことを臨床心理士が分析
NEWSポストセブン
ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン