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2018.10.27 07:00  女性セブン

目黒女児虐待死事件、近所や会社での評判が良かった継父

 香川県の児相も結愛ちゃんへの虐待を認知していた。警察に通報されたこともあった。通う幼稚園も見守っていた。引っ越し先の管轄である東京・品川の児童相談所へも「緊急性の高い案件」だと引き継がれた。本来であれば今ピカピカの1年生のはずだ。母親は小学校の説明会にも出席していた。誰にも気づかれずに虐待され続けたわけではない。大人が気づき、ケアをしていたはずだった。それなのになぜ、最悪の結果を招いたのか。なぜ、幼い結愛ちゃんを助けることができなかったのか。

◆もうおねがい ゆるして ゆるしてください

 事件を振り返る。6月6日、優里と再婚相手で結愛ちゃんの“父親”となった雄大被告(33才)が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。「暴行し、食事を与えず、病院に連れて行かなかった」と認めたものの、その後は黙秘を続ける。一方の優里は「虐待を、見て見ぬふりをしていた」という。

 結愛ちゃんは今年1月下旬、目黒に引っ越してから充分に食事を与えられず、2月に雄大から暴行を受けても病院に連れて行かれず、3月2日に死亡した。肺炎による敗血症だった。

 死亡時の結愛ちゃんの体重は同年代の平均を8kg以上下回る12.2kg。朝食にスープ1杯、昼食はご飯を茶碗に3分の1、夜は茶碗半分程度しか与えられず、おむつをはかされていた。優里と雄大の間には2016年、長男(当時1才)が誕生し、一家4人で暮らしていたが、結愛ちゃんだけが別の寝室だった。

 極度なダイエットを強要され、お風呂では冷水を浴びさせられた。毎朝4時にひとり起床して、明かりもない寒い部屋の中で、ひらがなの練習を強いられる日々だった。

《おなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなこと やめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったいやくそくします》

◆仕事がんばってるんよ、子供を養わないといけないん!

 米国の調査によれば、親から虐待を受けた子供の3割は、自分の子供に同じように暴力を振るう「虐待の連鎖」があるという。多くの虐待家庭のカウンセリングにあたってきたカウンセラーで、元児相職員の山脇由貴子さんが言う。

「虐待を受けて育ってきた親たちは、親から愛された経験がないため、子供をどう愛していいのかわからないうえ、『自分もやられてきているし、これくらいは暴力ではない』と考える傾向にあります」

 優里は、どんな育ち方をしたのか。優里は香川県善通寺市に生まれ、高校まで地元の学区に進学した。高校の同級生が語る。

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