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2018.11.10 07:00  NEWSポストセブン

『まんぷく』の“朝ドラ送り” 高瀬アナだけではなく関西でも!

”朝ドラ送り”が話題の高瀬耕造アナ(公式HPより)

 安藤サクラ主演で、好調が続くNHK連続テレビ小説『まんぷく』。ドラマの内容以外にも、注目を集めているのが同局の高瀬耕造アナらが、『NHKニュース おはよう日本』で、放送直前の『まんぷく』についてコメントする“朝ドラ送り”。その魅力についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

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 連日『あさイチ』で博多華丸・大吉と近江友里恵アナの“朝ドラ受け”が注目を集め、ネットメディアやSNSでも話題となるなど、朝ドラとの連続視聴が定番化しています。

 一方で、昨年からチラホラ話題になりはじめているのが、『NHKニュース おはよう日本』の高瀬耕造アナ、和久田麻由子アナ、豊原謙二郎アナ、酒匂飛翔アナらが7時59分ごろにコメントする“朝ドラ送り”。特に高瀬アナは、かつて昼の朝ドラ再放送直後でニュースを担当し、「朝ドラのラストシーンに笑顔や厳しい顔をリンクさせている」「“昼ドラ受け”の高瀬アナ」と言われただけに、昨春の『おはよう日本』キャスター就任から注目を集めていました。

『まんぷく』の1週目は1話の「台風も暑さもお腹いっぱいですね。『まんぷく』です」という1回のみ。2週目の“朝ドラ送り”は3回に増えたものの、3週目は1回、4週目は2回、5週目は1回にトーンダウンしましたが、放送2か月目に入った6週目は4回と本格化しつつあります。

 高瀬アナらが見せる『おはよう日本』の“朝ドラ送り”は、『あさイチ』の“朝ドラ受け”と、どんなところが異なり、どんな魅力や難しさがあるのでしょうか?

◆制約の中で見せる旺盛なサービス精神

“朝ドラ送り”の主な狙いは、「視聴者の期待感を高める」ことであり、アナウンサーたちがコメントするため、物語に関するベタなものになりがちです。また、CMや番宣を挟まず、いきなり朝ドラがはじまるため、視聴者の集中力をそぐリスクのあるコメントは避けなければいけません。

 対して“朝ドラ受け”の主な狙いは、「視聴者の満足感を高める」こと。芸人の博多華丸・大吉が担当しているだけあって、思い切ったウケ狙いのコメントが可能です。

 ただ高瀬アナは、すでに1年半もの間“朝ドラ送り”をしてきただけに、徐々に「ベタながらも視聴者を楽しませよう」というサービス精神がアップ。

 21話で「(すでに亡くなった)咲姉ちゃんが割とたびたび出てきてくれるんですよね。これを“『わろてんか』現象”と勝手に呼んでます」、25話で「(劇中で登場した)『べっちょ』という言葉は亡くなった私の祖母が『大丈夫だよ、心配ないよ』と(いう意味で)よく使ってたんですよね。今日がべっちょな一日になりますように」、31話で「家族は早い段階で離ればなれになるんですけど、ヒロインのお母さん・すずさんはついてきます。だって武士の娘ですから」などのユーモアあふれるコメントを披露し、“わろてんか現象”はTwitterのホットワードにもなりました。

『おはよう日本』は報道・情報番組のため、「朝ドラの話題ばかりではなく、天気や交通情報などの呼びかけ、体調への配慮などに関するコメントもしなければいけない」のも難しさの1つ。また、番組冒頭の“朝ドラ受け”は時間調整が利きやすいのに対して、「番組最後の“朝ドラ送り”は時間調整が利きにくい」という技術的な難しさもあります。

 つまり、「今日なら“朝ドラ送り”ができる」という日を見極め、「その日の時間進行に合わせて言葉を選んでいる」ということ。コメントやフレーズ選びの的確さも含めて、百戦錬磨のアナウンサーだからこそ可能なコーナーなのです。

◆『おはよう関西』の“朝ドラ送り”も負けていない

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