「皇族に供するものですから、過去の実績などが考慮されるでしょう。同時に、クリーンなイメージは必要になる。かつて、天皇皇后が使用する御料車は日産の『ニッサンプリンスロイヤル』が使われていました。ですが、会長の逮捕となると、宮内庁としても“お任せする”という判断はしにくい」
前出の皇室記者が言う。
「皇太子一家は、家族でのお出かけの際にはトヨタの白いアルファードに乗っている。愛子さまの通学の際に使われるのもその車です。一方、皇太子が1人で外出する際には、同じくトヨタのシルバーのクラウンが使われている」
天皇の私用車はホンダのインテグラ。秋篠宮家は三菱のパジェロや日産のフーガと、皇族の自動車は各メーカーに分散している。
「ただ、かつて成婚前の雅子妃はトヨタのカローラIIのハンドルを握り、外務省に通勤していました。婚約内定後には、雅子妃フィーバーでカローラIIの販売台数が爆発的に伸びたほど。偶然かもしれないが、新天皇・皇后がトヨタになじみ深いのはたしかです」(同前)
決定は来年3月頃と見られているが、チェッカーフラッグを振られるのはどのメーカーか。
※週刊ポスト2018年12月7日号