「完全に日テレの独自スクープで、他社は出し抜かれました。怒り狂ったのはテレビ朝日です。テレ朝は今年2月、日馬富士による暴行事件の顛末を、当時の貴乃花親方に独占インタビューすることに成功しました。この裏には、親方への取材陣の徹底した配慮があった。取材を自粛し、彼の要望をすべてのむなどの努力があったのです。このインタビューを放送したことで、相撲協会からの怒りを買ったテレ朝は出入り禁止を食らった。そこまでしたのに、今回あっさりと日テレに抜かれたことに、テレ朝は“なぜうちに教えてくれなかったのか”と、激怒しているそうです」(テレビ局関係者)
10月29日には、退職後、初めてのテレビ出演。『しゃべくり007』(日本テレビ系)で、近況やプライベートを明かした。
「この『しゃべくり007』のスタッフの中に、貴乃花が信頼するディレクターがいるそうです。それだけならテレ朝も同じ条件です。一部では、日テレ側に今後の仕事に関するルートがあるから、という声も聞こえています」(前出・テレビ局関係者)
そういった理由があるにしろ、最悪のタイミングでの発表だったと言わざるを得ない。
離婚報道前日に、愛弟子の貴景勝(22才)が九州場所で初優勝。離婚報道前まではテレビも新聞も貴景勝一色で、貴乃花も応援のコメントを出していた。このおめでたい話が師匠の“不幸話”で消し飛んでしまったのである。
「報道が出るタイミングは親方も知っていたはずですから、もう少し配慮をしてもよかった。一事が万事、真っ直ぐすぎて不器用なんです」(後援会関係者)
これまでは土俵際で踏ん張ってきた花田家。土俵を割った瞬間、23年間培ってきたものが崩れた。もう一度、立て直すことは容易ではない。
※女性セブン2018年12月13日号