体を張る仕事も多い鈴木奈々

鈴木:ぶっちゃけ、中村アンさんみたいなモデルになりたかったんですよ! でもキャラクターが違っていたので、がむしゃらな道を選びました。これも私の中で、葛藤があったんです。

 ちょっと前、「30才になるし、このままでいいのかな」って悩んでいたんです。そんなとき、私を見て自殺をやめた男性の話を知りました。私が“クリーム砲”みたいなものでクリームパイを受けているドッキリ映像を、その男性がテレビで見て、「生きよう」って考えが変わったと、『エイキョーさん~芸能人の影響で人生変わっちゃいました~』(日本テレビ系)で取り上げていたんです。

 その男性は会社がうまくいかなくて借金して、何もかもが嫌になって死んじゃいたい、と思っていた。でも私の一生懸命な姿を見て、感銘を受けてくれたんだって。その人と直接会ったのですが、「ぼくも頑張ろうって気持ちになった」と感謝されました。そんなふうに思ってくれる人がいるんだから、もっと体を張って頑張ろうって、ふっきれたんです。私もその男性に感謝しています。

――体を張っていて、いちばんつらかったものは?

鈴木:いっぱいありますよ!『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)で、氷上で24時間ワカサギ釣りやったんです。超つらい、マイナス10度ですよ。『FREEZE(フリーズ)』(Amazonプライム・ビデオ)は、何があっても動いてはいけないという番組ですが、100匹くらいのヘビが部屋に投入されて、怖くて無理でした。

 ゲテモノは食べますよ。もちろん好きじゃないけど、バラエティーでは避けて通れないと思っているので、断りません。イモムシは青臭い味でした。あと、ゲンゴロウは周りの皮が固くて噛み切れなかった。過酷な仕事ほど反響が大きくて、「奈々ちゃんを見て元気をもらった」とか、SNSなどに届くから、つらくても続けられるんです。

――『オールスター感謝祭』(TBS系)では、『ぬるぬるトレジャーハンター』で2冠達成。

鈴木:トータルで3回優勝しています。あの番組、芸能人160人が集結していますよね。その視線を感じながらぬるぬるをやるのは、メンタルがいります。だって、イケメン俳優さんも見てるんですよ(苦笑)。

――勝つコツはある?

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