2001年入社の高島彩(写真/ロケットパンチ)
「世の中全体が活気づいたバブルの時代。そんな空気を体現していたのが八木アナだった」(コラムニストの石原壮一郎氏)
「女子アナという職業を『アイドル化』『バラエティ化』した先駆者として敬意を表します」(政治評論家の東国原英夫氏)
女子アナ王国・フジテレビに待ったを駆けるべく日本テレビが生み出したユニットが「DORA」だ。永井美奈子(11位)、米森麻美、藪本雅子の3人組は、1993年にはCDデビューも果たした。
TBSにも渡辺真理(30位)、雨宮塔子(12位)といった人気女子アナが登場。進藤晶子(14位)は『筑紫哲也 NEWS23』でのスポーツキャスター起用を機に、男性視聴者から大人気に。この時期から、各局が久保純子(NHK)、木佐彩子(フジ)などアイドル的なアナをスポーツ担当に据えるようになる。
■アイドルから庶民派
2000年代に入ると、スポーツアナの代表格である内田恭子(19位)が『すぽると!』の初代女性メインMCに抜擢され、“癒し系”として人気を集める。一方、女性からも広く支持されたのが「アヤパン」こと高島彩(2位)。オリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」では2003年から5連覇を達成した。
「画面に出てくるだけでパッと空気が変わった。アナウンス力が高くて、バラエティだけでなく硬派番組もこなす実力の持ち主」(放送作家の山田美保子氏)