阪神に選手、コーチとして在籍経験のある通算350勝投手・米田哲也氏の指摘は手厳しい。
「ライバル球団の中日OBが阪神で教える。絶対にやっちゃいかんことです。たとえワンポイントでも直接選手にアドバイスすると、本人だけでなく現場のコーチが混乱する。私もキャンプで監督から選手を見てくれとよく言われるが、見たこと、気づいたことは監督やコーチに伝えればいいんです。不用意な助言で、選手がコーチを信用しなくなるのが怖い。そういった不安を、新人監督の矢野監督はわかっていないようだ」
矢野監督が乗り出した“開国政策”は吉と出るか、凶と出るか。
※週刊ポスト2019年3月8日号