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夜のニュースが女性キャスター一色に 制するのはミタパンか

女性キャスター一色の夜のニュースを制するのはミタパン?(写真/ロケットパンチ)

 夜のニュース番組が女性キャスター一色に──そんなシナリオが現実的になってきた。

 現在、民放キー局の夜のニュース番組は、日本テレビが有働由美子アナ(『news zero』)、TBSが雨宮塔子アナ(『NEWS23』)という布陣だが、先日フジテレビが、4月から始まる新報道番組『Live News α』に三田友梨佳アナを起用することを発表。さらにNEWSポストセブンが2月27日に配信した「報ステ、9月で『富川アナ降板、徳永アナメイン』案浮上か」という記事では、徳永有美アナが『報道ステーション』(テレビ朝日)のメインキャスターに昇格する可能性が報じられた。

 現在、夜のニュース番組の視聴率は『報ステ』が12~13%でトップを走り、『news zero』が11%前後で猛追。一方、『NEWS23』はよくて5%台だが、TBSは挽回を図るべく、かつて『報ステ』でキャスターを務め、3月いっぱいでテレ朝を退社する小川彩佳アナを起用するプランも浮上している。なぜこれほど女性キャスターが重用されるのか? キー局の関係者はこう語る。

「夜のニュース番組は、早朝や夕方のニュース情報番組と比べて男性の占有率が高い時間帯です。ターゲットが男性である以上、女性を起用するのは当然の選択肢です。また“斜め45度”で一時代を築いた滝川クリステルの成功がテレビマンの脳裏に深く刻まれていることは間違いないでしょう」(キー局関係者)

 それにしても、報じられたプランがすべて実現すれば、有働(日テレ)、雨宮・小川(TBS)、三田(フジ)、徳永(テレ朝)と、夜のニュース番組のキャスターがすべて女性になる。もし、彼女たちが競うことになった場合、誰が闘いを制するのか? ベテラン芸能記者の石田春男氏はこう予測する。

「有働アナは、NHKらしからぬ奔放さで人気を集めましたが、裏を返せば、その人気はNHKにいたからこそのもの。“NHK”という看板が取れた時点で市場価値が下がった感は否めません。そもそも彼女の大票田は、『あさイチ』を見ていた主婦やお年寄りたちなので、明らかに起用ミスです。

 徳永アナは『報ステ』好調の立役者ですが、メインで起用するとなると“不倫の人”というイメージが強すぎます。夫の内村光良が紅白歌合戦の司会を務めるなど、仕事が絶好調ですから、メインに昇格すれば、内村への“忖度”ではないかと疑問を指摘する声も出るでしょう。

 小川アナは、長年『報ステ』でキャスターを務めており、実力は折り紙付きですが、テレ朝を退社してすぐに他局でキャスターをやるとなると、節操のなさを問う声は上がるでしょうし、上昇志向が鼻につく人はいるかもしれません。

 そうなると注目すべきは三田アナです。ここ数年彼女は昼の情報番組『直撃LIVE グッディ!』を担当してきたため、男性陣にはあまり印象がないですが、『グッディ』では、意外にも的確な発言がしばしば飛び出し、局内の評価は良好です。今回の抜擢はその現れでしょう。他のキャスターと比べれば、実績に関しては見劣りする感もありますが、交際が伝えられていた西武ライオンズの金子侑司とも破局したようですし、その美貌は言わずもがな。劣勢のフジが一気に挽回する可能性は大いにあると思います」(石田氏)

 少なくとも4月からは、有働、雨宮、三田の3人が三つ巴で戦うことは確定的。新時代のキャスター戦争を制するのは果たして誰?

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