スポーツ

原監督と巨人OBの距離感の確認で注目された“原タワー”

選手を上手く操縦できるか(時事通信フォト)

 ペナントレース開幕を控えて、プロ野球は様々な話題で花盛り。開幕スタメンは誰になるのか、とくに大渋滞になっている巨人の捕手は誰になるのか、野球記者たちが語り合った。

セ球団担当記者A:巨人から西武に人的保証で移籍した内海(哲也、36)と入れ替わりに巨人に入団した炭谷(銀仁朗、31)ですが、小林(誠司、29)、阿部(慎之助、39)、大城(卓三、26)との正捕手争いで、いまいちアピールできていません。

 実は現場の記者たちはハナから「正捕手は小林に落ち着くだろう」と見ています。阿部はオープン戦で3イニング守って息も切れ切れ。日ハムから中日に移籍した大野(奨太、32)をはじめ、パからセに移籍して正捕手になったケースはほとんどない。巨人の球団関係者は、セの細かいデータ野球に対応できないからだと分析し、小林を推しているといいます。

在京スポーツ紙デスクB:それなのに4人に正捕手の可能性があると匂わせているのは、原(辰徳)監督流の操縦術でしょう。キャンプでも、昨年は選手食堂やロッカールームをOBが自由に出入りできていましたが、今年から大物OBでも入れなくなった。キャンプ地の宮崎では、打撃ゲージ裏に“原タワー”と呼ばれる原監督専用の長椅子があって、招き入れられるかどうかでOBと原監督との“距離感”が分かる。

在阪スポーツ紙デスクD:まァ、堂々としたコメントが多いから、“仏頂面の高橋(由伸)監督よりも助かる”と思っている記者は多いけどね。

セ担当A:広島からFA移籍してきた丸(佳浩、29)が広島流の厳しい練習を巨人でも続けているので、周りの選手も刺激を受けていると原監督は喜んでいるようですが、「緩い練習しかしてこなかった巨人の選手はシーズン前に息切れだ」と期待する他球団の声も聞きます(笑い)。

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン