国内

ゲス不倫、日本死ね、SMAP解散 平成28年の出来事振り返り

この年、舛添要一東京都知事が辞職した(時事通信フォト)

 平成もあとわずか。いろいろな出来事があった31年の中から、平成28年(2016年)の出来事を振り返る。

 この年、天皇陛下は「象徴としてのお務め」について、自身のお気持ちをビデオメッセージで国民に向けて発表。生前退位について、また皇室の在り方について大きく揺れ動く年となった。

 海外からはオバマ米国大統領が来日。三重・志摩市の賢島で開かれた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に参加した後、現職の大統領として初めて被爆地広島・広島市の平和記念公園を訪れ、慰霊。

 政界では舛添要一氏の辞任後、東京都知事選で元防衛相の小池百合子氏が初当選。初の女性都知事の誕生となった。

 待機児童問題に一石を投じることになったのが、ある母親による「はてな匿名ダイアリー」への投稿。子供が保育園に落ちて仕事を辞めざるを得なくなったことを「保育園落ちた日本死ね!!!」というタイトルで投稿。たちまち国会を巻き込む大波乱を巻き起こし、母親に賛同する人らからの抗議が厚労省などに殺到。待機児童の解消を求める署名は約2万7600人分も集まった。

 スポーツでは、リオ五輪での日本勢が活躍。男子400mリレーでは山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の4選手が、37秒60でジャマイカに次ぐ2位を獲得。歴史的快挙を遂げた。

 芸能界では国民的人気グループSMAPが年内いっぱいで解散を発表。年明けに亀裂、分裂とのスクープが報じられた事が現実となり、世間を騒然とさせた。6月、歌舞伎役者の市川海老蔵が都内で緊急会見。妻の小林麻央さんが進行性の乳がんで闘病中だと説明。麻央さんは翌年6月に天国へと旅立つ。34才であった。

 ヒット映画では『君の名は。』(東宝系)が公開101日間で1535万人突破。国内興行収入199億5000万円超えの大ヒット。ヒット商品では7月から日本配信がスタートした『ポケモンGO』。この年の流行語は、「神ってる」「聖地巡礼」「ゲス不倫」など。

■平成28年の主な出来事

1月6日 ベッキー、『ゲスの極み乙女。』川谷絵音との不倫発覚
2月3日 元プロ野球選手の清原和博が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕
4月4日 東京・JR新宿駅の南口地区に『バスタ新宿』がオープン
4月14日 熊本地震が発生。最大震度7を2度観測。死者267人、避難者数は18万3882人
5月26日 伊勢志摩サミット開催
5月27日 オバマ米国大統領が広島を訪問
6月21日 舛添要一東京都知事が辞職
8月5日 リオ五輪が開幕。日本は過去最多のメダル41個
8月8日 今上天皇が象徴としての天皇の務めなどについて自ら心情を表明
8月14日 SMAPが解散を発表
10月28日 ピコ太郎の『PPAP』がギネス世界記録に認定される
11月9日 米国大統領選に共和党のドナルド・トランプ氏が当選確実に
12月22日 新潟・糸魚川で大規模火災が発生

※女性セブン2019年3月28日・4月4日号

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
水原一平容疑者の半生を振り返る(C)BACKGRID,Inc/AFLO
《現地レポート》水原一平容疑者「中学時代は帰宅部」同級生が口を揃える“影の薄さ”「騒いでるのをそばで見ているタイプ」「高校の同窓会には不参加」
週刊ポスト
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン