国内

天皇皇后として最後の伊勢神宮ご参拝 清子さんへの深い愛情

伊勢神宮の祭主を務める黒田清子さん(写真:時事通信フォト)

 4月18日、天皇陛下の退位を報告する儀式「神宮に親謁の儀」を行うため、両陛下は伊勢神宮を参拝される。天皇皇后として最後の地方ご訪問だ。

 古くから皇室では結婚や即位など様々な節目に、皇室の祖神・天照大神を祀る伊勢神宮を参拝するしきたりがあり、これまで両陛下は何度も足を運ばれてきた。両陛下が初めてご夫婦で伊勢神宮を参拝されたのは、ご結婚後の昭和34年4月18日だった。今回、参拝される日は、それからちょうど60年にあたる。

 実はもう一つ、4月18日は両陛下にとって特別な意味を持っている。長女・黒田清子さんの誕生日でもあるのだ。清子さんが生まれたのは1969年(昭和44年)であるから、今年、50年の誕生日を迎える。半世紀前、両陛下にとって初めての女の子のご誕生は、ひとしおの喜びだったことだろう。

 現在、伊勢神宮の祭主は、黒田清子さんが務めている。祭主は天皇の代理として伊勢神宮に赴き、祭祀を執り行う重要なお立場で、元皇族がその役目に就いてきた。4月18日には、祭主である黒田清子さんが伊勢神宮で両陛下をお迎えすることになっており、退位を前に親子水入らずの時間を過ごす機会になるだろう。

 両陛下は清子さんにいずれ民間に嫁ぐことを考えて、皇太子さまや秋篠宮さまとは異なる教育を行ったと言われている。天皇陛下と70年来のご友人であり、『天皇陛下のプロポーズ』(小学館)の著者でもある織田和雄さんに、その具体的なエピソードを聞いた。

「清子さんが社会を知る窓口の一つになっていたのは、私を含め両陛下のご友人たちでした。両陛下のテニス仲間が集まったパーティにはいつも清子さんもご一緒で、両陛下は『来ているいろいろな人とお話をなさい』と勧められ、私もお話しする機会がありました。清子さんは私の傍にやって来て、一生懸命に話を聞いてくださいました」

関連記事

トピックス

大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン