第2のアムロとまで言われた逸材だったが…
「事務所から独立して高額なギャランティーを稼げるCMやドラマ、映画は全滅し、ファッションショーのギャラも足元を見られています。収入は激減して生活に困るようになり、高級マンションからグレードを下げた物件に引っ越しました。移動は電車を使うなど、生活費を切り詰め、仕事も必死に頑張っている彼女ですが、現状すぐに1億円以上のお金を準備するのは難しいはずです」(前出・西内の知人)
A氏の会社は今もホームページは健在で、金融商品の購入者を募集し続けている。問い合わせ先の電話番号にかけると、レンタルオフィスの電話番らしき女性が対応し、転送されるが、呼び出し音が永遠に鳴り続けるだけだ。
A氏の実家を訪ねると母親が「Aはここにいない! 帰ってください!」となぜか怒りをあらわにするのだった。
「彼は音信不通になる前、“すべての首謀者はBさんだ”と吹聴していました。しかし、Bさんも5000万円を投資した被害者。彼はすでにAさんを刑事告訴し、警視庁に受理されています。結局、Aさんの言葉に真実は1つもない」(前出・被害者の1人)
多くの芸能人を巻き込んだ“投資詐欺事件”といえるだろう。被害者の1人である西内に被害の詳細や、被害に遭ったとされる芸能人たちについて把握しているか、などの質問をしたところ、代理人が文書でこう答えた。
「この被害に遭ったのは西内まりやさんの母親及び母親の友人たち数名です。西内まりやさん本人は、この会社の金融商品の販売等には何の関与もしていませんし、当然のことながら、ご質問にあった芸能人のかたがたを含め、どなたかにこの会社の金融商品をすすめたことは一切ございません」
とした上で、今後についてはこう説明した。
「この件に関しては、警察当局による全容解明を目指して母親と母親の友人たち数名が刑事告訴に向けた手続を進行させている最中です」
事務所独立後、苦難の道を歩む西内。もう一度、輝ける日は来るのだろうか。
※女性セブン2019年6月6日号