芸能

ジャニー社長入院の会見、担当した嵐の置かれた状況と思い

ジャニー社長の入院を嵐が発表した理由とは?写真はジャニーズ事務所(写真/共同通信社)

 7月1日、取材陣が待ち受ける会見場にやってきた嵐のメンバーは、一様に表情をこわばらせていた。沈黙を破ったのは、中央に立った松本潤(35才)だった。

「ぼくたちからご報告させていただきたく思いまして、少々お時間をいただきました。先月、6月18日に、弊社の社長、ジャニー喜多川が病院に緊急搬送されました」

 本誌・女性セブンは前号でジャニー喜多川社長(87才)の入院騒動について報じたが、初めて松本の口から入院の事実が明かされた。

 病名は、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血だった。脳の動脈にできたコブが破裂する病気で、3割が死亡し、3割に後遺症が残るといわれている。南相馬市立総合病院脳神経外科医の嶋田裕記さんが説明する。

「発症直後は、突然激しい吐き気や頭痛に襲われ、そのまま意識を失うケースも少なくありません。致死率が高く、助かっても意識障害を起こしている場合、そのまま意識が回復しなかったり、食事が満足に取れなくなるという後遺症が残ることがあります」

 嵐がその事実を明かした7月1日は、ジャニー社長が救急搬送されてから約2週間後。その間、事務所からは公式の発表はなかった。1日の会見も当初は半年以上にわたって準備を進めてきた、デビュー20周年を迎えて行われるグループ初の展覧会に関する取材だけが予定されていたという。

「事前に配布されていた資料には、嵐の囲み会見があることは明記されていましたが、ジャニーさんに関する会見については記載されていませんでした」(スポーツ紙記者)

 その日、嵐は2度、会見を行っている。

「松本さんは最初の会見でジャニーさんの入院について語ると、“またこの後、会見がありますが、この話で暗い会見になるのはジャニーさんも望んでいないと思います。明るく楽しくやりたいと思いますのでよろしくお願いいたします”と締めくくりました。その会見で口を開いたのは松本さんだけでした」(テレビ局関係者)

 嵐のメンバーはいったん報道陣の前から姿を消し、改めて会見場にやってきた。そして、暗い表情を一切見せず、笑顔を交えて展覧会の話に花を咲かせた。続く2回目の会見での立ち位置は大野智(38才)が中央で、最初の会見で中央に立っていた松本は右端に変わっていた。

関連記事

トピックス

錦織圭とユニクロの関係はどうなるか(写真/共同通信社)
「ご本人からの誠意ある謝罪があった」“ユニクロ不倫”錦織圭、ファーストリテイリング広報担当が明かしたスポンサー契約継続の理由
週刊ポスト
趣里と父親である水谷豊
《女優・趣里の現在》パートナー・三山凌輝のトラブルで「活動セーブ」も…突破口となる“初の父娘共演”映画は来年公開へ
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏は2017年にダブル不倫が報じられた(時事通信フォト)
参院選落選・山尾志桜里氏が明かした“国民民主党への本音”と“国政復帰への強い意欲”「組織としての統治不全は相当深刻だが…」「1人で判断せず、決断していきたい」
NEWSポストセブン
岐阜の「池田温泉旅館 たち川」が突然の閉鎖、事業者が夜逃げした(左は旅館のInstagramより)
【スクープ】岐阜県の名所・池田温泉の人気旅館が突然の閉鎖 町が運営委託した事業者が“夜逃げ”していた! 町長からは228万円の督促状、従業員が告発する「オーナーの計画」 給料も未払いに
NEWSポストセブン
オンカジ問題に揺れるフジ(時事通信)。右は鈴木善貴容疑者のSNSより
止まらない「オンカジドミノ退社」フジテレビ社内で話題を呼ぶ
NEWSポストセブン
現地取材でわかった容疑者の素顔とは──(勤務先ホームページ/共同通信)
【伊万里市強盗殺人事件】同僚が証言するダム・ズイ・カン容疑者の素顔「無口でかなり大人しく、勤務態度はマジメ」「勤務外では釣りや家庭菜園の活動も」
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《元人気芸妓とゴールイン》中村七之助、“結婚しない”宣言のルーツに「ケンカで肋骨にヒビ」「1日に何度もキス」全力で愛し合う両親の姿
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《まさかの“続投”表明》田久保眞紀市長の実母が語った娘の“正義感”「中国人のペンションに単身乗り込んでいって…」
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【スクープ】大谷翔平「25億円ハワイ別荘」HPから本人が消えた! 今年夏完成予定の工期は大幅な遅れ…今年1月には「真美子さん写真流出騒動」も
NEWSポストセブン
江夏豊氏(右)と工藤公康氏のサウスポー師弟対談(撮影/藤岡雅樹)
《サウスポー師弟対談》江夏豊氏×工藤公康氏「坊やと初めて会ったのはいつやった?」「『坊や』と呼ぶのは江夏さんだけですよ」…現役時代のキャンプでは工藤氏が“起床係”を担当
週刊ポスト
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン