家族葬の翌日、中居が司会を務める番組『音楽の日』(TBS系)の生放送も一因となった。
「司会として、総勢13組が出演したジャニーズグループをまとめ、滝沢さんが演出したパフォーマンスをJr.が披露する前には滝沢さんの手紙を代読しました。”YOUは人を笑顔にするんだよ、悲しんでる場合じゃないよ、というジャニーさんの声が聞こえるような気がして、私たちは少しずつ前に進み始めています”という内容でした。滝沢さんは表舞台を降りていますからメッセージを出すのは異例のこと。家族葬の記念写真にももちろん写っていません。
これは中居さんたっての依頼だったので受けたそうです。中居さんの振る舞いがまるでジャニーズ事務所への最後の奉公かのように見えた。中居さんが後輩たちを見る目が潤んでいましたし、いろいろな状況が重なって退所報道になったのではないでしょうか」(番組関係者)
中居は義理人情に厚い男でも知られる。芸能界でのひとつの区切りが、ジャニー社長の死去にかかわってもおかしくはない。
「恩師であったジャニーさんが亡くなったのをきっかけに退所…という流れは、考えられなくもないが、家族葬欠席は退所の意思表示とはまったく関係ないと思います。ジャニーさんは“Show must go on”の精神の持ち主で、何かあったからといって仕事に穴をあけるのを極端に嫌っていました。中居さんはそれを、誰よりもよく知っているので、仕事仲間に迷惑をかけない、気を使わせない形を選んだんでしょう。そして、不仲といわれている木村さんと同じ場に会することで、ジャニーさんの家族葬が違う捉え方をされることを避けたのかもしれません。
その方がかえって大人げない…という声もあるでしょうが、中居さんらしい気遣いだと思います」(前出・芸能関係者)
実はその記念写真、木村と元光GENJIの佐藤アツヒロ(45才)の間に、不自然な1人分の空白がある。
「そこは、中居さんの立ち位置として空けられた場所だと佐藤さんが明かしていました。中居さんが欠席だからといっていなかったようにはできない。そういう思いから木村さんと佐藤さんは2人の間を空けたそうです。
当然ですが、ジャニーズの中にも今もかわらず中居さんの居場所はあるんです。みんなで前を向いて歩いて行ってほしいという、ジャニーさんの思いに応えるために空けられた中居さんの居場所ですよ。彼の本当の居場所はどこなのか彼自身がいちばんわかっていると思います」(別の芸能関係者)
ジャニー社長が亡くなってもその意志はつながっていく。
※女性セブン2019年8月1日号