ラフなファッションの中居(写真は今年6月)

 家族葬の翌日、中居が司会を務める番組『音楽の日』(TBS系)の生放送も一因となった。

「司会として、総勢13組が出演したジャニーズグループをまとめ、滝沢さんが演出したパフォーマンスをJr.が披露する前には滝沢さんの手紙を代読しました。”YOUは人を笑顔にするんだよ、悲しんでる場合じゃないよ、というジャニーさんの声が聞こえるような気がして、私たちは少しずつ前に進み始めています”という内容でした。滝沢さんは表舞台を降りていますからメッセージを出すのは異例のこと。家族葬の記念写真にももちろん写っていません。

 これは中居さんたっての依頼だったので受けたそうです。中居さんの振る舞いがまるでジャニーズ事務所への最後の奉公かのように見えた。中居さんが後輩たちを見る目が潤んでいましたし、いろいろな状況が重なって退所報道になったのではないでしょうか」(番組関係者)

 中居は義理人情に厚い男でも知られる。芸能界でのひとつの区切りが、ジャニー社長の死去にかかわってもおかしくはない。

「恩師であったジャニーさんが亡くなったのをきっかけに退所…という流れは、考えられなくもないが、家族葬欠席は退所の意思表示とはまったく関係ないと思います。ジャニーさんは“Show must go on”の精神の持ち主で、何かあったからといって仕事に穴をあけるのを極端に嫌っていました。中居さんはそれを、誰よりもよく知っているので、仕事仲間に迷惑をかけない、気を使わせない形を選んだんでしょう。そして、不仲といわれている木村さんと同じ場に会することで、ジャニーさんの家族葬が違う捉え方をされることを避けたのかもしれません。

 その方がかえって大人げない…という声もあるでしょうが、中居さんらしい気遣いだと思います」(前出・芸能関係者)

 実はその記念写真、木村と元光GENJIの佐藤アツヒロ(45才)の間に、不自然な1人分の空白がある。

「そこは、中居さんの立ち位置として空けられた場所だと佐藤さんが明かしていました。中居さんが欠席だからといっていなかったようにはできない。そういう思いから木村さんと佐藤さんは2人の間を空けたそうです。

 当然ですが、ジャニーズの中にも今もかわらず中居さんの居場所はあるんです。みんなで前を向いて歩いて行ってほしいという、ジャニーさんの思いに応えるために空けられた中居さんの居場所ですよ。彼の本当の居場所はどこなのか彼自身がいちばんわかっていると思います」(別の芸能関係者)

 ジャニー社長が亡くなってもその意志はつながっていく。

※女性セブン2019年8月1日号

関連記事

トピックス

被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
悠仁さま(2025年11月日、写真/JMPA)
《初めての離島でのご公務》悠仁さま、デフリンピック観戦で紀子さまと伊豆大島へ 「大丈夫!勝つ!」とオリエンテーリングの選手を手話で応援 
女性セブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン