そこで城島は、農業の指導を受けた三瓶明雄さん(享年84)の墓前で結婚を報告した。その時、三瓶さんとメンバーがそろった写真が映し出された。白いTシャツにオーバーオール、そしてウインドブレーカー。かつて山口が懸命に農作業を行っていた時の記念写真であり、番組での象徴的な衣装である。そして、城島の口からこんな言葉が飛び出した。
「どんなに離れようが、何しようが、メンバーは一緒やと思うんです。メンバーはどんなに離れようが心はひとつやと思ってる」
番組では、この“メンバー”という言葉に対して特に説明はなかった。しかし、これを城島から山口へのメッセージだと受け取ったファンは少なくなかった。
「菊池さんの妊娠が発覚した時、『DASH!!』の放送まで4日、撮影はほとんど終えていました。しかし、城島さんは多忙の合間を縫って福島の三瓶さんのもとに駆けつけ、突貫工事のロケを成立させ、急遽、放送内容を一部変更させた。そうまでして、あの“メンバー”という言葉を放送に乗せたかったのでしょう。ファンにはまるで、“一緒にもう一度やろう”という呼びかけにすら聞こえています」(TOKIOと親しい関係者)
妊娠発覚、スペシャル番組の放送日、そして山口の告白記事。すべてが絶妙なタイミングで交わったことで、城島の結婚会見は、ファンにとって別の意味を持ったのだ。
※女性セブン2019年10月17日号