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2019.10.08 07:00  女性セブン

天才女流棋士・林葉直子 「余命1年」と宣告されて・後編

 KDDIのオペレーターが話の分かる女性で、街中のホテルに電話してもらった。しばらくすると、彼女から「どうぞお話しください」。

 そして「もしもし」と聞き覚えのある甲高い声。なんと林葉本人とつないでくれていたのである。林葉は帰国し記者会見を開き、手記を発表し騒動は沈静化していった。

 しかし、数年後、将棋界をひっくり返すような大事件が起こる。中原誠永世十段との不倫を週刊誌に告白した。しかも留守番電話に録音されたテープを流すなど強烈な内容だった。こよなく尊敬される永世名人を週刊誌に売ったのだから、覚悟の上だったのだろう。そして彼女は、将棋界と完全に決別した。

 だが、そのことについて振り返らせても、今の彼女は後悔や、ましてや憤りなどもまったく見せず、「あの人は、本当に将棋を指すために生まれてきたっていうようなきれいな指先だったんですよ」としか語らない。

 失踪の頃、林葉はすでに中原永世十段と付き合っていて、妊娠したと勘違いしてイギリスで手術を受ける決意をしていたのだ。しかしほどなくそれは間違いとわかり、かねてから興味のあったアイルランド旅行に切り替えたのである。

◆2019年──「やりたいことはやりつくした」と彼女は言う

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