それを踏まえ、松坂にはこんな言葉を送っていた。
「今回の松坂にしても、治療の空き時間を利用してのゴルフで、ラウンド後には、ちゃんと治療やトレーニングをしてたというじゃないか。練習をサボってパチンコや麻雀をしていたわけでもないし、写真を撮られたといって反省することなんかない。選手にとってリハビリは苦しいからのう。時には気分転換も必要じゃ。それで結果を出せなければ、球団がクビにすればいい話。外野がガタガタいうことじゃない。黙って見守ればいい」
現役の監督や選手に対して、常に厳しくも温かいまなざしで見守る人だった。これからCS、日本シリーズに臨む原監督、そして現役続行を目指す松坂にとっても、大先輩である金田氏のエールは心強く響いているはずだ。