全身黒、足元はあったかブーツ姿の亜希

◆50才になり、弱い自分を認められるように

 亜希の心境が変化したのは、2019年4月に50才の誕生日を迎えたことがきっかけだったようだ。

「華やかなモデル出身の亜希さんはそれまで人に弱みを見せることを避けてきました。それでも人生の節目を迎えると体力や見た目の衰えを自覚して、“弱っている自分を見せてもいいんだ”と考えるようになったそうです。カッコつけてひとりで強がるのではなく、現在の状態の自分を受け入れて、誰かを頼ったり、甘えたりすることも必要と感じるように。

 完璧な姿ばかりを投稿してしまう自覚があったインスタグラムも一時はお休みしていたようです」(亜希の知人)

 肩の力がふっと抜けた時に、彼女が手にしたのが、元夫の著書だった。

「知人から清原さんの本をもらったけど、最初は何が書いてあるのか不安でほとんど読めなかったそうです。それでもありのままの現実を受け入れようと思い切って本を手に取り、繰り返し読んで涙を流した。連載の担当編集者には、亜希さんから『この本を紹介したい』と持ち掛けたといいます」(前出・ファッション誌関係者)

 子供たちと父親の関係にも大きな変化があった。

 清原の逮捕後、息子たちへの影響を恐れた亜希は弁護士を通じて、元夫に子供たちへの接見禁止を通告していた。

「2人の息子を愛する清原さんとしてはショックでしたが、亜希さんは“子供たちのために”とそこだけは譲りませんでした。現在、長男は野球をやめていますが次男は学校の部活ではなくクラブチームで野球を続けています。清原さんのバッティングセンスを受け継いだ有望選手です。亜希さんは“子供たちにこれ以上父親のことで肩身が狭くなるような思いはさせたくない”との気持ちが強く、ほかの親に交じって次男の練習に付き添って、クーラーボックスを運ぶなど懸命のサポートをしています」(前出・亜希の知人)

 だが将来を嘱望される次男は2019年になってスランプに陥った。心配だが具体的な助言はできない母親に向かって、次男は「お父さんに習いたい」と申し出たという。

「亜希さんは“それがこの子のためになるなら”と快く受け入れて、2019年の6月頃から都内のジムで清原さんが次男にバッティングを教えるようになりました。父と子は顔を合わせて一緒に練習することがすごく楽しいようです。清原さんは“こんなに早く会えるとは思わなかった”と再会を許してくれた亜希さんに感謝しきりだそうです」(前出・亜希の知人)

息子2人からサプライズで用意されたTシャツを受け取り涙する清原(共同通信社)

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