ライフ

「健康長寿の神さま」西日本編 毛髪量の神、安眠の神など

マラソン、サッカー、競輪など「足が命」のアスリートも訪れる

 初詣の祈願は「無病息災」「健康長寿」などが定番だが、日本の各地には「身体の悩み」をピンポイントで助けてくれる神々がいる。新しい1年の始まり、健康不安を抱える人は、それぞれの専門医ならぬ“専門神”を訪ねてみてはいかがか。ここでは西日本の「健康長寿の神さま」を祀る神社を紹介する。

◆金メダリストも頼った「健脚の神」/宇治神社(三重)

 毎年800万人が参拝に訪れる伊勢神宮。初詣の時期は周辺が大渋滞し、参道のおかげ横丁は参拝客でごった返す。だが、そんな賑わいから少し外れると、鬱蒼とした森の中にひっそりと佇む小さなお社がある。

 内宮から徒歩10分の「健脚の神」、宇治神社だ。創祀は江戸時代。30段ほどある石段の左右には奉納された“足神さん”の幟が並ぶ。

「神宮の内宮さまの鳥居前町・宇治をお守りくださる氏神さまです。全国から歩いて伊勢参りに来た方が、お参りできたお礼と帰途の無事を祈願したことが足神さまの原点と考えられます」(中山幸夫・総代長)

 地元出身でアテネ五輪のマラソン金メダリスト・野口みずき選手をはじめ、多くのアスリートが必勝を祈願しに訪れる神社でもある。参拝の仕方も特徴的だ。

「境内の『撫石』と体の痛めた箇所を交互に撫でてお祈りするとご利益があると言われます」(神社仏閣専門家の坂原弘康氏)

「足の疲労平癒を祈れば必ず加護あり」と評判を呼び、足腰の不調に悩む中高年の参拝者が草鞋や絵馬、幟を献ずる光景も見受けられた。

関連記事

トピックス

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン