「帰蝶の乗馬シーンはまだあるので、それに向けて特訓しているそうです。帰蝶らしさを表現するために労力を惜しまない川口さんに対して、出演者、スタッフは本当に敬意を表しています。彼女の頑張りを見ているからこそ、再撮影を行う出演者たちからは不平不満の声は聞こえませんでした」(前出・番組関係者)
そんな撮影現場で、誰よりも気を使っているのが主演の長谷川博己(42才)だった。深夜まで撮影が続いたある日のこと。周囲に目を配る長谷川は、スタッフにビールを差し入れたという。
「“一杯どうですか?”と言われた時は、張り詰めた空気が和みました。川口さんも声をかけられていましたが、初共演の主役から誘われて、ひとり後から加わったことで強いられていた緊張が少し解けたようでした」(前出・NHK関係者)
そうして構築された信頼関係は、撮影現場を離れても深まっている。
「沢尻さんが逮捕される前までは、撮影後、どこかよそよそしかった共演者たちが、連絡先を交換してコミュニケーションを取るようになりました。その中心にいるのは長谷川さんです。
長谷川さんは現場では口数が少ないかたなのですが、今回ばかりはナインティナインの岡村隆史さん(49才)などに声をかけて、積極的にコミュニケーションを図っています。長谷川さんは“こんなに短期間に新規登録をしたのは初めて”と笑っていたそうです」(前出・番組関係者)
視聴率も上々で、撮影現場では結束力も高まっている。災い転じて福となす、か。
※女性セブン2020年2月6日号