芸能

大河『麒麟がくる』の撮影現場、沢尻逮捕で信頼関係深まる

厳しい日程での撮影に疲弊しながらも誰よりも気配りしているという長谷川博己

 沢尻エリカ(33才)の逮捕から2か月、放送延期を経てようやくNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が1月19日に初回放送を迎えた。大河史上異例となる大幅な撮り直し。その期間、撮影は連日連夜に及んでいた。

 沢尻の逮捕を受けて、代役を立てるだけでなく、すでに撮影済みだったシーンの再撮影をしなくてはならなかった。

 川口春奈(24才)に白羽の矢が立つと、すぐにかつらや衣装合わせが始まり、12月2日には顔合わせとリハーサル、翌3日には早朝から撮影開始と、強行軍の撮影が始まった。

「通常、NHKは土日や祝日に撮影をすることが少ないのですが、再撮影のため年末年始はかなりハードなスケジュールだったようです。働き方改革が叫ばれる中、一時的なこととはいえ、ブラックに近い“グレーな撮影現場だな”という、ジョークまで飛びかっていました」(芸能関係者)

 過酷な日程以外にも、再撮影は苦労の連続だった。川口演じる帰蝶(後の濃姫)が馬に乗って初登場したのは、第1話の終了間際、本木雅弘(54才)が演じる父・斎藤道三との共演シーンだ。当初、東京・成城の東宝スタジオに建てられた稲葉山城のセットで撮影されていたが、再撮影時にはすでに解体済み。NHK局内のスタジオに再構築して撮影を行った。

「岩手県奥州市でのロケも9月から10月にかけて行っていたのですが、再撮影時には季節が変わっていました。そのためロケシーンの背景にはCGを利用して、季節感を出す予定だそうです」(番組関係者)

 スタッフもてんやわんやの中、川口は撮影に臨むだけでなく、ふすまの開け方や足の運び方など、時代劇に欠かせない所作も専門家の指導を受けながら徹底的に体にたたき込んで、帰蝶になりきった。

「時代劇の所作は独特です。明智光秀の母親役を演じる石川さゆりさん(61才)は、普段から着物での動きや立ち居振る舞いは慣れていますが、大河ドラマは勝手が違うようで、思わず現代風の所作をしてしまったこともあったそうです」(NHK関係者)

 川口は乗馬を引き続き練習中だという。

関連記事

トピックス

デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン