国内

新型肺炎 特急列車や観光バスでの濃厚接触に注意を

2003年のSARS危機を彷彿させる(時事通信フォト)

 中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは、世界中に感染者が拡がり、警戒が強まっている。多くの中国人が大移動する春節(中国の正月)を迎え、日本ではどのような危機が迫っているのか。緊急調査した。

 春節期間中は、のべ32億の中国人が“大移動”するとされ、海外旅行者も急増する。中国大手旅行会社によれば、人気旅行先のトップは「日本」で、例年70万人超が訪れている。当然、感染者が日本に入国するリスクは高まる。

 最も警戒すべきは、日本国内に『スーパー・スプレッダー』が現われることだ。感染者1人が、他の10人以上にウイルスを広げる感染源になることを指す。春節で日本を訪れた中国人観光客の中に、「スーパー・スプレッダー」がいるとしたら――最も警戒すべき場所はどこなのか。

 新型コロナウイルス感染に関する重要なキーワードが「濃厚接触」だ。山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏(感染症学)が解説する。

「濃厚接触とは、家族や職場の同僚などが同じ場所で一緒に生活したり、医療従事者が治療にあたるなどして、感染者と長時間、近距離で接触することを指します。明確な基準は定められていませんが、1~1.5メートルの至近距離で30分以上過ごした場合が濃厚接触と考えてよいでしょう」

 中国人観光客からの人気が高い、秋葉原や銀座、京都、大阪、富士山周辺などの観光地は要注意だと中原氏は言う。

「電車やバスなどの公共機関の車内で感染者の近くにいれば濃厚接触になる可能性がある。特に新幹線や観光バスで長時間乗り合わせるケースは注意です」

関連記事

トピックス

千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン
モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン