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2020.01.29 07:00  週刊ポスト

海老蔵主導の「歌舞伎役者の働き方改革」に困惑する人たち

裏方は大困惑(時事通信フォト)

「歌舞伎界にも働き方改革」──こんな見出しがスポーツ各紙に躍ったのは、1月21日のことだった。

 松竹は4月から歌舞伎公演に新たに休演日を設定すると発表した。歌舞伎興行は江戸時代から、原則ひと月25日間、昼夜2部制で連続上演されていた。しかし長時間労働が俳優に及ぼす影響を考え、改善した形だ。

 この「働き方改革」の立役者となったのが5月に13代目團十郎白猿を襲名する市川海老蔵(42)だ。1月14日、自身のブログで、

〈私 一生懸命に 色々話を進めていまして(中略)早ければ今年の四月から中日辺りに休みとなる事が現実になるかもしれません。私の襲名時には 必ずそうなるように頑張ります〉

 と俳優たちの「労働環境改善」への意気込みを明かしていた。

 SNS上では、ファンから「歴史的な改革だと思う」「これからのためにも本当によかった」と喝采の声が上がった。だが、その影で、歌舞伎の舞台を支える「地方」(音楽を担当する演奏家)たちからは戸惑いの声が上がっている。ベテラン芸能記者が話す。

「俳優と違って地方は日給制が多く、それは人間国宝を代々輩出するような名門の御曹司でも変わらない。休みが増えるということはそれだけ収入が減るということで、彼らにとっては死活問題です。江戸時代から続く名家の跡継ぎが『これ以上収入が減ると生活ができず、廃業も考えている』と話すこともあったそうです」

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