昨年9月に共演する番組でモデルの高橋ユウちゃん(29才)が妊娠を発表したとき、私は妊娠がすごく素敵なことに思えて泣いてしまったんです。そのとき、やっぱり自分も母になりたいんだと実感しました」
そう言い切る彼女だが、この先の「子供のいない人生」も見据えている。
「自分の幸せは、決して他人と比較できるものではありません。確かに子供は欲しいけど、子供がいなくても充分に楽しめるんです。主人はずっと苦労してきてやっと売れて、『これからはLiLiCoと一緒にいたい』と言ってくれます。私も年を取って縁側で主人と並んでお茶を飲むことも幸せだと思うし、子供がいなくても主人との関係性は変わりません。いまは『子供ができなかったら犬を飼おう』って言っています」
もう1つの選択肢は「養子」を迎えることだ。
「“いいことしてるアピール”が嫌であまり公にしていないけれど、私は発展途上国で暮らす3人の子供の面倒を見ています。だから日本で親がどうしても見きれない子供たちがいたら、養子にして自分が面倒を見ようという気があります。
私の両親は早くに離婚して、父には新しいパートナーの女性がいますが、その女性は普通に『LiLiCoは私の娘です』と言います。義理の親子や養子などで血がつながっていなくても、自分たちが育てたら自分たちのマインドになって家族になるというのがスウェーデンの考え。日本でももっと養子縁組が進めばいいと思いますよ」
真剣なまなざしでそう語るLiLiCo。子供を望む気持ちとあきらめる気持ちで揺れながらも、しっかり前を向いていた。
※女性セブン2020年3月19日号