跳ぶだけエクササイズのもうひとつの大きな魅力は、楽しく体を動かせることだ。嬉しいことがあった子供やロックのライブで気分がのってきた観客がその場で跳びはねるように、ジャンプには喜びや幸せの身体表現という側面がある。新型コロナで不安になって気が滅入る時期だからこそ、跳ぶだけエクササイズで気持ちを明るくしたい。

「自分の好きな音楽に合わせてジャンプすると楽しい気分になれますよ。一人でやるのはちょっと……という人は自宅で家族と一緒にやってもいい。いまは外で人が集まることは難しいので、家のなかで適度な距離を取りつつ家族と一緒に楽しんでほしい」(鑄山氏)

 もう3年以上、跳ぶだけエクササイズをやり続けている50代会社員が言う。

「私は毎朝、NHKの朝ドラのテーマ曲に合わせてジャンプしています。基本のジャンプに加えて、空手の突きのような動きや下半身のひねりを加えたオリジナルジャンプを開発し、毎朝楽しく跳んでいます。お金がかからないし道具もいらないのでありがたいですね」

 トレーナーの鑄山氏は、高齢者にはこんなアドバイスを送る。

「高齢者は無理に跳ぼうとせず、ベースジャンプの姿勢から踵だけ上げて、つま先を床から離さない『小刻みな屈伸』を繰り返すだけでも十分です。実際にジャンプをする場合にも大きな動きは必要なく、できる範囲の小さな動きをすれば大丈夫です」

 自宅でできる世界一簡単なエクササイズで気力と健康を維持して、新型コロナとの持久戦に打ち勝とう。

●取材・文/池田道大(フリーライター)

関連記事

トピックス

1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン